【慰霊の日】
6月23日は沖縄の「慰霊の日」。
毎年この日になると、わったー(俺たち)家族・親戚は糸満の戦没者慰霊碑に
「うーとーとぅ(沖縄では祈りを捧げる時こう言うわけさ)しに行く。
おばぁの友達がひめゆり学徒だったこともあり、あっちこっち連れまわされたわけさ。
いや、連れまわされてたのはおばぁの子供達、要するにわったー(俺たち)親達やさ。
おばぁ亡き今は、わったー(俺たち)親達が同じことを子供にしてるわけよ。
去年、自分の結婚式のためたまたまこの時期沖縄に戻っていて、両親と姪っ子達と一緒に
糸満に「うーとーとぅ」しに行ったわけさ。
お昼からは慰霊祭があり道が混むということで、朝早く出かけあっちこっち行ったわけよ。
そう、まるでお中元の親戚まわりするかのように。
「○○おじさんの所(慰霊碑)より、○○おばさんの所(慰霊碑)から先にいったほうが近いはずよ」
「○○さんは○○さんと同じ所(慰霊碑)に居たかね?」
平和の楚では「あげ!?だれがどこに居るか(名前があるか)わからなくなってるさ!」
すると隣で「うーとーとぉ」していた見ず知らずのおばぁが
「だっからよぉ。たくさんいるからねぇ。でも、向こうは(亡くなった人は)ちゃんとこっち見てるから、
ここに来ただけでも喜んでるはずよ」
すると、わったー(俺たち)おかぁが
「そうだねぇ。じゃぁ、こっちにお花置いていこうねぇ」
ちょっとまて!じぇんじぇん知らん人の名前の前に花をおくな!ちゃんと探せや!
「なんでいいさぁ。大丈夫よ、はい、○○さんまた来年もくるからねぇ。うーとーとぅ・・・」
勝手にうーとーとぅするおかぁ。つられて姪っ子達もうーとーとぅ。
しょうがなくわん(俺)も、うーとーとぅ。
沖縄では、「ぐそー(あの世)とこっちは近い」って考えがあって、亡くなった方も
まるで今そこに居るかのような扱いをするわけさ。
それでも、知らん人の前でうーとーとぅしたら、向こうも怒るだろ。
え?今年は?今年の慰霊の日は東京にいて、うーとーとぅしに行けなかったわけさ。
でも昨日ライブの漫才中にちゃんと「今日は沖縄の慰霊の日だから、漫才せずに五分間黙とうします!」って
ちゃんと「うーとーとぅ」したじぇ!(それもどうかと思うけろ・・・)
姪っ子からは、「今から(沖縄は6月23日は学校休み)おばぁちゃんと(僕の母親)糸満に行くわけさぁ」
ってちゃんと電話がありました。
とりあえず、わったー(俺たち)家族では、おばぁからひ孫まで「あの戦争」について何とか伝えられているようです。
ってことで、お笑い米軍基地は8月11日の東京公演をもって一応終了って考えていたけど、毎年一回「基地」や「戦争」を笑う日があってもいいかな?なんて考えたりもしてるわけさ!
それが何十年も続いて、わったー(俺たち)より何十年も後輩がそいつらなりの「お笑い米軍基地」をやるわけさ!これはちょっと見てみたいやっさぁ!
ま、何十年たっても沖縄に米軍基地があるのも問題だけど。
2005/06/24 小波津 正光(ぽってかすー)

